ファスティングの目的は体本来の機能を正常に戻すことですが、現在ではダイエットのためにファスティングを行う方が増えてきています。
しかし断食期の何も食べていない状態でランニングなどの有酸素運動を行ってもいいのか、危険性やデメリットはないのか、不安な方も多いようです。
そこで今回はファスティング中に有酸素運動を行うことによる効果や注意点を紹介していきます。
ファスティング中の有酸素運動について
基本的に何も食べることができないファスティング中ですが、結論から言ってしまうと有酸素運動は行っても大丈夫です。
しかしファスティング中に有酸素運動を行うときには、いくつかの注意点があります。
そのため痩せたいからといって、むやみやたらに有酸素運動を行ってはいけません。
ファスティング中の有酸素運動は危険?
・速いペースの有酸素運動
・長時間の有酸素運動
・長期ファスティング中の有酸素運動
ファスティング中に上記の有酸素運動を行うことは危険だと言われています。
準備期や回復期ならまだしも、何も食べることができない低血糖状態の断食期には、体への負担が大きすぎるからです。
また断食期が3日間以上の長期ファスティングを行う場合、有酸素運動によって筋肉が分解されてしまう可能性が高いため、長時間の有酸素運動は特に避けるようにしましょう。
そのためファスティング中に有酸素運動を行うときには、負荷の少ない軽めのメニューを選ぶことをおすすめします。
ファスティング中におすすめの有酸素運動
・ウォーキング
・軽いランニング
・スイミング
・サイクリング
このような軽い有酸素運動ならファスティング中にもおすすめです。種目にもよりますが、30分〜1時間を目安に行います。
有酸素運動がキツいという方は、ヨガやストレッチなどでも十分効果はありますよ。また運動の前後には酵素ドリンクや水分を摂ることを忘れないようにしてくださいね。
※酵素が不足していると脂肪が燃焼されません。
ファスティング中に有酸素運動を行うメリット
ファスティング中に有酸素運動を行うメリットは、とにかく普段よりも「脂肪が燃焼されやすい」ということです。
なぜかと言いますと、そもそも運動を行うときには「糖質」と「脂質」がエネルギー源となり、この2つは糖質→脂質の順番で使われます。
そのため本来なら有酸素運動を開始した直後には「糖質」を、そして糖質が無くなった後には「脂質」を使うことになります。
しかしファスティング中は食べ物から摂取する糖質がほとんどないため、有酸素運動を開始後かなり早い段階から脂肪が燃焼されるということです。
(ファスティング中でなくても、有酸素運動の前に軽めの筋トレを行うことで糖質を先に使うことができます。)
ファスティング中の筋トレには、ダイエット効果だけでなく食欲抑制やストレス解消の効果もありますよ。
ファスティング中のプロテインは?
日頃から運動をしている方に最もよく聞かれる質問が「ファスティング中にプロテインは飲んでもいいの?」という質問です。
結論から言ってしまうと、多くの方が筋トレ前後に飲んでいる「ホエイプロテイン」は飲むことができません。
なぜなら牛乳由来の「ガゼインプロテイン」や「ホエイプロテイン」には、肉や魚と同じように「動物性タンパク質」が含まれているからです。
しかし大豆を原料とする「ソイプロテイン」でしたら、ファスティング中に飲むことができます。
ソイプロテインに含まれている植物性タンパク質は、ファスティング中に摂っても大丈夫な「体に優しいタンパク質」だからです。
しかしファスティング中に添加物は摂るべきではないので、このような無添加のソイプロテインを選ぶようにしましょう。
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ファスティング中のプロテインについては、こちらの記事に詳しく書いてあります。
まとめ
ファスティング中の有酸素運動はダイエット効果が高いですが、激しいメニューは禁物です。
健康的にファスティングダイエットを成功させるためにも、正しい負荷で有酸素運動を行いましょう!